離乳食、幼児食に使うお出かけ用ヌードルカッターが100円ショップで手に入るようになったし、液体ミルクや使い捨て哺乳瓶まで売っている…こんなに手軽に用意できるなら、たまには外食してもいいかな、なんて気分になりますね。

取り分けて食べるから大丈夫です

画像: 取り分けて食べるから大丈夫です

混入事故

 離乳食、幼児食に使うお出かけ用ヌードルカッターが100円ショップで手に入るようになったし、液体ミルクや使い捨て哺乳瓶まで売っている…こんなに手軽に用意できるなら、たまには外食してもいいかな、なんて気分になりますね。(これを書いている時点では、お出かけできる状況ではないですが…)
 離乳食が終わると、大人の食事から取り分けして子供の分を用意する時があるかと思います。
今回のお話の場合も、お家で食べる感覚で大人のものから取り分けしました。
子供ちゃんは大豆アレルギーなので、アレルゲン表示をしているレストランに行き、大豆を使っていない料理を注文しました。アレルゲン表示のあるお店を選んだ所までは良かったのですが、最後の詰めが甘かったようです。少しじんましんが出てしまいました。
料理自体には大豆は使っていなかったのですが、厨房で作っている他の料理にはおからが使われていました。明確に混入したタイミングは特定できないけれど、乾燥して風に吹かれて混入したのではないかと思います。
 チェーン店のように過去の事例を分析してキッチリとしたマニュアル作成をしている場合でも混入事故はゼロではありません。町のお店では、四苦八苦しながら対応を日々学んでいます。
また、古くからあるお店で設備を改装できないときもありますので、食物アレルギーでも楽しく食事してもらいたい気持ちがあっても、やむを得ずお断りしているかもしれません。
お客さんに役立つ情報をと心掛けて記載したアレルゲン表示に油断、アレルギーの知識が不足していたことと、食べる側も表示があることで気が緩んでしまった、取り分けして食べられるものだけ与えるから大丈夫だと思い込んでしまったことで起こった事故でした。
子供に大豆アレルギーがあることを伝えて、取り分けで食べられるかどうか、詳しく確認をとってから食べるようにしたほうが、安心ですね。

認定食物アレルギー管理栄養士「根路銘寿々(ネロメスズ)」

老人ホーム、療養型病院、保育園などの施設に15年以上勤務した経験をもとにイラストやコラムを書いていただいています。
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