旅行の楽しみの一つ、食事は食物アレルギーの方にとっては不安がいっぱい!
お店やホテルでの食物アレルギーの取り組みは広がってきていますので、不安が解消される日が待ち遠しいです。

青 白 赤?

画像: 青 白 赤?

見落としアレルゲンの代表

 旅行の楽しみの一つ、食事は食物アレルギーの方にとっては不安がいっぱい!
お店やホテルでの食物アレルギーの取り組みは広がってきていますので、不安が解消される日が待ち遠しいです。
 青魚アレルギーの場合、“サバ”や“鮭”など、特定の魚のみがアレルゲンの場合と比べて、原材料~調理チェックの際の見落としは多くなりやすいです。
事前に宿泊先からメニューの詳細を教えてもらっていても、その地域の特産品を提供しているので「これは青魚?白身みたいな??」と判断に迷います。判断に迷いが生じると、どうしても見落としが増えてしまうものです。
 私が学校を卒業して、働きはじめてから度々「青、白どっちなの⁉」と話題に登場するサワラは、見落としアレルゲンの代表ではないでしょうか。
関東では白、関西では青といわれることが多いので、調理師さんにきいてもあいまいでモヤモヤだけが募ります。
 それで、結局サワラはどっち?…農林水産省ホームページ、消費者相談(https://www.maff.go.jp/j/heya/sodan/1905/01.html)によると、マグロに似た赤身とありました!青でも白でもありません!! 「サバ科の回遊魚」とも書いてありますし、「カツオ、マグロ、ブリ、アジ、イワシ、サンマ、サバ等の赤身魚は~」とのことですから、そもそもみんな青じゃありません…。
 今回はサワラを例にしてお話ししましたが、魚の種類はとにかく多く、複雑です。誤食を防ぐには食べられない魚の種類はなるべく細かい内容を伝えること、判断に迷うときは食べないようにすることが大切です。

認定食物アレルギー管理栄養士「根路銘寿々(ネロメスズ)」

老人ホーム、療養型病院、保育園などの施設に15年以上勤務した経験をもとにイラストやコラムを書いていただいています。
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