アレルギー症状の出現は、その日の体調、天候、運動や睡眠不足などによる影響を受けます。

バイキングのトング

画像: バイキングのトング

アレルゲンの混入

 バイキングって「なに食べたい~?」とか考えなくてもはじめから和洋中一通り揃っているお店にしておけば全員黙って食べてくれるので楽なんですよね…。
遊園地へお出かけしたこの家族も、疲れたので夕飯をバイキング形式のレストランで済ませて帰ります。バイキング形式でもアレルゲン表示しているお店が増えつつあるから、除けて食べれば大丈夫なくらいの症状の軽いアレルギーの方なら、食べられるという場合もあるかもしれません。

 乳製品アレルギーの男の子、アレルゲン表示はイラストのアイコンだから、読めない漢字を気にする必要はありません。気にいったものをトングで取り分けていきます。
乳製品のアイコンのついていない料理を選べば大丈夫だと思ったら、今日は違ったようです。

 アレルギー症状の出現は、その日の体調、天候、運動や睡眠不足などによる影響を受けます。
この日の男の子は遊園地で思いっきりはしゃいでクタクタだったと思います。
普段は除ければ問題なく食べられても、この日はじんましんが出てしまいました。
いつもと違う状況の時は、念のためアレルゲンが混入しやすいバイキングは避けたほうが無難です。

 また、バイキングのトングは所定の場所に戻すのがマナーではありますが、小さな子供や不慣れなお客さんもいるため、違う料理のトングと混ざってしまうことがあります。
今回のお話でも、隣の牛乳、バターの入ったオムレツ用トングと一緒になってしまっていました。
アレルゲン表示がされているからといって、油断はできません。
 外食と上手に付き合って、楽しい思い出をたくさんつくっていけると良いなと思います。

認定食物アレルギー管理栄養士「根路銘寿々(ネロメスズ)」

老人ホーム、療養型病院、保育園などの施設に15年以上勤務した経験をもとにイラストやコラムを書いていただいています。
質問などありましたら「お問い合せ」にお気軽にメールをお願いいたします。

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