鶏卵アレルギーは耐性を獲得しやすいといいますから、定期的に通院し、正しいケアを心掛けましょう。

ゆでたまご

画像: ゆでたまご

固ゆで卵から卵黄を取り出す時

 鶏卵アレルギーは、卵白と卵黄それぞれ別の原因物質として存在しています。アレルゲンへの耐性獲得は、卵黄から獲得することが多いです。卵黄をお家で慣らしていくには固ゆで卵を使います。
卵を15分茹で、熱いうちに卵黄だけ取り出して指示された分量、様子を見ながら食べます。
鶏卵アレルギーは耐性を獲得しやすいといいますから、定期的に通院し、正しいケアを心掛けましょう。

 鶏卵アレルギーの赤ちゃん、卵黄をお家で食べてみることになりました。(離乳食の時期なので、パサつきを抑えるためにだし汁や重湯をちょっと加えて与えます)
卵の茹で時間はタイマーを使ったのでバッチリです。赤ちゃんがご機嫌で遊んでいるうちに終わらせたい!…と思っていましたが、残念。
ベビーゲートの向こうから泣き声が聞こえます。
仕方ないなぁ~…と赤ちゃんのもとへ向かいます。
なんだかんだ構っていると、時間はあっという間に過ぎていくもの、茹で卵はだいぶ冷めていました。
まぁ、殻はむきやすいし、固ゆで卵だから卵白と卵黄がツルっとはがれやすいので、これでもいいか!とそのまま使ってしまいました。

 固ゆで卵から卵黄を取り出す時は、熱いうちに行わなければなりません。
そのままで置いておくと、卵白の成分が少しずつ卵黄に移ってしまい、卵白と一緒に食べることと同じ状態になってしまうからです。
出来上がってしまうと目に見えないので、とても厄介ですね…。

 赤ちゃんのお世話は苦戦することが多々あるでしょうし、慣れないうちは手間取ってしまうかもしれません。小分け冷凍するなど、自分一人ではなく、家族みんなで工夫していけるといいですね。

認定食物アレルギー管理栄養士「根路銘寿々(ネロメスズ)」

老人ホーム、療養型病院、保育園などの施設に15年以上勤務した経験をもとにイラストやコラムを書いていただいています。
質問などありましたら「お問い合せ」にお気軽にメールをお願いいたします。

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