いろんな名前がある食品の場合の注意事項のお話です

ピーカンナッツとペカンナッツ

画像: ピーカンナッツとペカンナッツ

いろんな名前がある食品の場合

 とある仕事の最終日、"お疲れ様でした"の気持ちだということで、お菓子をいただきました。
ピーカンナッツにチョコレートをコーティングした、上品なお菓子で、聞くところによると
その方は、このお菓子がお気に入りで、定期的にお取り寄せをしているのだそう。

  周りのチョコの美味しさもさることながら、ピーカンナッツの香ばしさとほのかに感じる苦味が絶妙で、お取り寄せしてでも食べたくなるのも頷けました。
ピーカンナッツはクルミ科に属している種実(ナッツ)類です。
Pecanと書いてペカンと呼んだり、ピーカンと呼んだりしますが、食品成分表では「ペカン」と記載されています。
それを知らなかった頃は、二つが同じものだとは思わず、古代ローマの「シーザー」と「カエサル」が同じ人物だったと知った時のような、小さな衝撃を受けました。

  これと似たようものに、ヘーゼルナッツ(ハシバミ)があります。
正確には西洋ハシバミの事をヘーゼルナッツと呼ぶことが多いですが、分ける事なくハシバミと呼ぶ事もあります。
どちらかというと、ヘーゼルナッツという呼び方に慣れているので、ハシバミと言われるとピンとこない方の方が多いかもしれません。
同じ食品に対して、いくつか呼び名があると困るのが食物アレルギーを持つ方達。
特定原材料の代替表記では、「表記方法や、言葉が違っていても特定原材料と同じであるということが理解できる表示」とされていて、決められた書き方以外を用いることはできません。
それは特定原材料に準ずるものに関しても同様です。

 しかし「特定原材料に準ずるもの」は可能な限り表示という"表示推奨"のため、表記されていない事もあるのです。
種実類で言えばカシューナッツ、くるみ、アーモンドなどは、特定原材料に準ずるものなので表記されていない加工食品もあるというとこを知っておき、表示確認の際は注意が必要です。
表示義務がないものや、表示推奨の食品に関しては、知らずに食べてしまう危険もあります。
不安に感じたり、わからないことは製造元に確認を行う、製造側も可能な限り表示を行い消費者が安心して選べるよう配慮が必要です。

 また、種実(ナッツ)類には強い交差反応を起こすものもあります。
先で述べたピーカンナッツは同じクルミ科のくるみと、カシューナッツは同じウルシ科のピスタチオに。
ヘーゼルナッツの場合は、同じカバノキ科のシラカンバやハンノキの花粉と交差反応を起こすことがわかっています。
表示確認と同様、食物アレルギーの食材についての情報を知っておくこともまた大切なことになります

管理栄養士「渡邊こずえ」

食物アレルギーっ子ママで、管理栄養士。
管理栄養士の免許取得後、食品会社・病院・エステティシャンや飲食店など様々な仕事を経験。
現在は、3人の子育てをしながら自身の体験や失敗をもとにイラストやコラムを書いていただいています。
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