誤食を起こしてしまう理由の一つに、食品表示の見落としと確認不足があります。
商品の規格が変わったり、似たようなパッケージの商品で間違えてしまったり日頃十分に注意していても、見落としてしまうことがあります。
私自身特に、疲れている時、急いでいる時など余裕のない時に「うっかり」することが
多かったように感じます。
息子の小麦アレルギーがわかった時も、実は似たようなパッケージの商品を食べたことがきっかけでした。

同じ商品だと思ったら

画像: 同じ商品だと思ったら

小麦アレルギーだとわかったのは生後7ヶ月でした

誤食を起こしてしまう理由の一つに、食品表示の見落としと確認不足があります。
商品の規格が変わったり、似たようなパッケージの商品で間違えてしまったり日頃十分に注意していても、見落としてしまうことがあります。
私自身特に、疲れている時、急いでいる時など余裕のない時に「うっかり」することが
多かったように感じます。
息子の小麦アレルギーがわかった時も、実は似たようなパッケージの商品を食べたことがきっかけでした。

小麦アレルギーだとわかったのは生後7ヶ月でした。
離乳食を用意していたのですが、おかゆをあまり食べてくれなかったので、いつものように野菜出汁で少し味をつけて与えていました。
粉末状のだしで、必要な分量だけお湯で溶かして使用できるので、少し味を変えたい時や時間のない時に重宝していました。
完食してからしばらくすると、機嫌が悪くなり、泣き始めました。
抱き上げると太ももあたりに蚊に刺されたような膨れた大きな湿疹がたくさん出始めていました。
すぐに食物アレルギーかも!と思ったのですが、初めて使う食材はなく、いつもの食事なのにおかしい…と思い、野菜出汁のパッケージを確認すると、いつもの商品と少し違っていて別メーカーの野菜出汁だったのです。

その商品には野菜以外に、小麦粉が使用されていました。
離乳食で初めての食材を与える時は、平日の午前中に!と言われます。
それは何かあった時にすぐに病院で診てもらえるようにということなのですが、その日はなんと日曜日。
かかりつけの小児科も休診。
食べ慣れた「いつもの食事」だったので曜日を気にすることもなく食べてしまったのでした。
すぐに電話で問い合わせ、休日診療所を紹介してもらい診察していただきました。
食べた野菜だしの箱を持って、動揺する気持ちを落ち着けつつ病院に到着する頃には、湿疹が全身に広がっていましたが、幸い他の症状は見られず経過観察で治りました。
疲労が溜まっていたとはいえ、自分の確認不足でこどもに苦しい思いをさせてしまったことが申し訳なくしばらく落ち込みました。

翌日、きちんと検査をし「小麦アレルギー」の診断がおりました。
食物アレルギーの症状は、いつ誰に起きても不思議ではありません。
あの時、きちんと表示を確認していれば起きなかったのかも…と考えることもありましたがいずれ、息子も小麦アレルギーと診断されていたとは思います。
しかし、今でも思い出すとちょっぴり申し訳ない気持ちにはなりますが…。

管理栄養士「渡邊こずえ」

食物アレルギーっ子ママで、管理栄養士。
管理栄養士の免許取得後、食品会社・病院・エステティシャンや飲食店など様々な仕事を経験。
現在は、3人の子育てをしながら自身の体験や失敗をもとにイラストやコラムを書いていただいています。
質問などありましたら「お問い合せ」にお気軽にメールをお願いいたします。

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