2019年12月21日(土)に、滋賀県立小児医療センターで、ボランティア団体スマイルシードが食物アレルギーを持つ子供とそのご家族が楽しめるクリスマス会を開催しました。お友達やご家族と外で一緒にイベントを楽しむ経験は心に残る大切な思い出となりますね

医療スタッフによるアレルギー対応子ども食堂

滋賀県立小児保健医療センターの医師である楠先生や、アレルギー専門看護師の笹畑さん、藤崎さん、管理栄養士の皆さん、その他ボランティアの方々が、全国で初めての医療スタッフによる「食物アレルギー対応子ども食堂」を運営されています。食物アレルギーの子どもたちやその家族が安心して一緒にごはんを食べ、楽しい時間が過ごせるよう、定期的にイベントの開催を行っています。

子ども食堂を運営されている方々
(左から 医師:楠先生 看護師:笹畑さん サンタさん 看護師:藤崎さん)
※サンタさんはクリスマス会の時のみトナカイさんと参加

クリスマス会の様子

クリスマス会には16家族(43名)が参加し、全員にアレルギー対応メニューがふるまわれました。その後、ボランティアによる演奏会が開かれ、参加者全員、美しい音色に聴きいっていました。演奏が終わり、クリスマス会が終わりかけたその時・・・!!美しい音色に誘われたのか・・・、突然、サンタさんが現れ、子ども達にプレゼントを配り始めました。突然の出来事に子どもたちは大喜び。嬉しそうにプレゼントを受け取り、満面の笑顔を浮かべていました。

みんなが楽しむ様子

無事、終了した楽しいクリスマス会。実は、裏では多くの方々の努力により運営されていました。参加者にふるまわれたごはんは、食物アレルギーをお持ちの方も安心して召し上がれるよう、管理栄養士の有資格者のみが調理スタッフとなり、アレルギー物質が混入しないように調理台や調理器具の洗浄など、徹底した衛生管理をされていました。また、参加者が事前に食材の確認ができるように使用する調味料・加工品の原材料を事前に公表するといった配慮がありました。
全力で支援してくれる方々が、2019年のクリスマスという記憶に残る大切な一日を、作り出しているんですね。

管理栄養士さんたちが、準備をしている様子

とても楽しそうなクリスマス会ですね。ごはんも美味しそうだし、サンタさんにも会いたくなってしまいました。次は、ボクも参加したいのですがいいですか?

もちろん、どなたでも参加可能です。子ども食堂ホームページから詳細の確認とお申し込みができます。

「食物アレルギー」についての理解を深めるための取り組み

滋賀県立小児保健医療センターのホームページでは、食物アレルギーについての基本知識を動画で解説しています。お子様の理解を促す際に利用することができ、とても便利ですね。

まとめ

「食物アレルギーが気になって、外食から足が遠のいてしまう・・・」といった悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?でも、周りに目を向けてみると、家族で一緒に、こんなに楽しめるイベントが開催されているんですね。楽しい思い出の日が一日でも増えるよう、君とごはんも情報を発信していきますので、是非チェックして彩りのある毎日を楽しんでくださいね。