食物アレルギーがある人にとっては馴染みの深い、食品表示。
アレルゲンの表示に関しては、細かなルールがありますが、その中にコンタミネーションの注意喚起に関する表示もあります。

コンタミネーションでのヒヤリとした出来事

コンタミネーション

 食物アレルギーがある人にとっては馴染みの深い、食品表示。
「特定原材料7品目」は症例の数や重症度を考慮して、表示することが義務付けられています。
それに対して、「特定原材料に準ずるもの・20品目」は表示推奨(任意表示)です。
症例数も継続してかなりの数があるが、特定原材料の7品目に比べると少なということで
表示義務ではなく、可能な限り表示をすること、となっています。
 アレルゲンの表示に関しては、細かなルールがありますが、その中にコンタミネーションの注意喚起に関する表示もあります。
コンタミネーションとは、特定原材料等を原材料として使っていないにもかかわらず、
製造工程の過程で意図せず最終製品の混入してしまうことを言い、略してコンタミと言われることもあります。
 パッケージの原材料欄外にこのような文章を見たことがありませんか?
「本製品の製造ラインでは、○○を使用した製品も製造しています」
「○○、□□、△△を原料にした製品と同じ工程で作られています」
他の製品に特定原材料が混入しないように、製造の順番、十分な洗浄、
可能な限り専用器具を使うなどの対策をとっていてもコンタミネーションの可能性を取り除くことができない場合は、注意喚起の表記をすることが推奨されています。

 袋に入った茹でうどんを買った時のことです。
袋を開けようとした時に、何かついていることに気がつきました。
茶色のような灰色のような塊で、状態から見て製造時に混入した何かだと思われました。
すぐにカスタマーセンターへ連絡をし、現物を取りに来てもらうことに。
現物を確認したメーカーの方は、
「おそらく、同ラインで製造されていたソバが混入したと考えられますが、一旦持ち帰り、検査をさせてください」
と言い、後日連絡をいただくことになりました。
 検査の結果は、やはりソバでした。
通常は洗浄を済ませ、きちんと確認した上で、次の製造に移る手順になっていましたが、
今回、十分な洗浄が行われていなかったため混入してしまった、とのことでした。
子供のソバアレルギーがわかる前の出来事で、混入したソバも目視で確認できるものだったため、
当時は大事には至りませんでしたが、アレルギー発症後に気づかずに食べていたとら、と考えると怖くなりました。
注意喚起の表記では、どのような製造過程を経て、どのくらいのリスクがあるかまでは判断できません。
また、食物アレルギーは人によって症状・程度がさまざまなので、微量のアレルゲンによって症状が誘発される方もいます。
注意喚起の表記があっても、不安に感じた場合は各メーカーや製造元へ確認することを薦めします。

管理栄養士「渡邊こずえ」

食物アレルギーっ子ママで、管理栄養士。
管理栄養士の免許取得後、食品会社・病院・エステティシャンや飲食店など様々な仕事を経験。
現在は、3人の子育てをしながら自身の体験や失敗をもとにイラストやコラムを書いていただいています。
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