米しょうゆ、粟しょうゆ、グルテンフリーしょうゆ…代替しょうゆがあるのは嬉しいけれど、お金がかかりますよね。

あっという間に無くなります

理想的な塩分の摂り方を意識してみると

 米しょうゆ、粟しょうゆ、グルテンフリーしょうゆ…代替しょうゆがあるのは嬉しいけれど、お金がかかる…。
 大型ベビー用品店でいつも買っている小麦不使用しょうゆを使えば、普通のしょうゆでも症状が出てしまう小麦アレルギーの子供でも、家族そろって同じメニューを食べられる機会がグッと増えます。アレルギーっ子に限らず、兄弟がいるとどうしようもないことでも喧嘩するので、同じメニューなら仲良く食べるかな?という思惑もあります。
 ただ、このしょうゆは量が少ない!
1回目、煮魚をして残りは1/2本になりました。
2回目、きんぴらを作って残りは1/4本強になりました。
3回目、刺身を食べたらもう無くなってしまいました!!
 しょうゆを普通のものにするのは現状では無理なので、ちょっとポジティブに考えてみましょう。これを機に、理想的な塩分の摂り方を意識してみます。
「子供の食事は、大人の食事より薄味に」と、よく言われているのを耳にします。体が小さい子供は少ししか食塩を必要とせず、体が大きい大人は多く食塩を消費すると思っていませんか?
 実は、大人も子供も、栄養・エネルギーを実際の食事に換算したときの必要な食塩は、だいたい一緒なのです!わざわざ子供の分だけ薄くする必要は無かったのです。
「大人が適正な塩分の食事を食べているなら、子供も同じものを食べられる」
これが本当の取り分け幼児食です。
 今回のお話の場合、主菜の塩分濃度は重量当たり0.8~1%、副菜は0.6~0.7%なので、
煮魚 大人120g、子供60gの魚→合わせて食塩2.9~3.6 しょうゆにすると17~20㎖
1/2本(約150㎖)と比べると、だいぶしょうゆの消費が違います。
 はじめのうちは物足りないでしょうが、健康になって節約にもなるなら、頑張ってみようと思いませんか?

認定食物アレルギー管理栄養士「根路銘寿々(ネロメスズ)」

老人ホーム、療養型病院、保育園などの施設に15年以上勤務した経験をもとにイラストやコラムを書いていただいています。
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