子供会、クラブ活動などの親睦会で、バーベキューをすることがあります。青空のもとでワイワイ食べるとすご~く美味しいですね!
バーベキューの準備を始めたら、鶏卵アレルギー児が一人、参加していることがわかりました。グリルは2台あったので、相談して卵あり・なしのグループに分かれて食べるようにしよう、と決めました。

バーベキュー

アレルゲンの混入

 子供会、クラブ活動などの親睦会で、バーベキューをすることがあります。青空のもとでワイワイ食べるとすご~く美味しいですね!

 バーベキューの準備を始めたら、鶏卵アレルギー児が一人、参加していることがわかりました。
グリルは2台あったので、相談して卵あり・なしのグループに分かれて食べるようにしよう、と決めました。

 バーベキューはスポーツチームの小学生とその保護者が主な参加者で、トレーニング後に実施の予定です。小学生の兄弟に未就学児がいる場合は保護者のそばにいるため、バーベキューの準備をしている様子を眺めています。
ただ眺めているのは退屈だろうと思って簡単なお手伝いをさせてみたところ、喜んで手伝ってくれました。

 後で焼きうどんに入れるキャベツを切ろうとしたら、手近に入れ物がありません。
ここは一つお手伝いを頼んでみます。そうして、持って来てもらったボウルは一見するときれいなものでしたが、実は、卵を入れていたもので、卵を割る時に指についてしまった卵白が付着していたのです…。
 お手伝いをお願いする場合、アレルギーをはじめとする取り扱いの難しい事柄には注意が必要です。アレルギーの理解と、正確な情報伝達がまだ難しい未就学児には、卵入りグループのボウルを使えないこと、使っても良いか他の大人にきちんと聞くことができなかったため、透明な卵白が見逃されてしまいました。

 また、アレルゲンの混入を防ぐには、バーベキューを実施する前に食物アレルギーの有無を確認するほうが安全です。
 食物アレルギー児でも安心してイベントに参加してもらえるよう、しっかり計画を立てて実施しましょう!

認定食物アレルギー管理栄養士「根路銘寿々(ネロメスズ)」

老人ホーム、療養型病院、保育園などの施設に15年以上勤務した経験をもとにイラストやコラムを書いていただいています。
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