治療をすすめていくと、完全除去から部分解除になることがあります。
食べられるようになった量が1グラムだとしても、この1グラムに泣かされた日々を思うと嬉しい進歩です。
食べられるようになった量が1グラムだとしても、この1グラムに泣かされた日々を思うと嬉しい進歩です。
5グラム
代用品の危険性
治療をすすめていくと、完全除去から部分解除になることがあります。
食べられるようになった量が1グラムだとしても、この1グラムに泣かされた日々を思うと嬉しい進歩です。
小麦アレルギーが部分解除になる場合「茹でうどん○○グラムまで食べられます。お家で少しずつ慣らしていきましょう」と指示される時があります。今回のお話では、それが5グラムでした。
こどもちゃんの小麦アレルギーが発覚する以前に買った乾麵がまだ残っていたような気がするなぁ~と思ったので、買い出しでは購入せず、ご飯の準備に取り掛かりました。
ところが、残っていたのはうどんではなく、そうめんでした…
うどんとそうめん、みなさんお馴染みの小麦粉の麺で、食べ方も割合似ています。
クタクタになるまでよ~く煮てしまう離乳食では、食感・味どちらもさほど違いはありませんね。(最近は離乳食専用の電子レンジで作れるそうめん・うどん・パスタがあってとっても便利!)
しかし、似た者同士のうどんとそうめんは、それぞれの作り方の違いによって、麵の中に含まれる小麦たんぱくの量が違います。
茹で上がりが同じ5グラムだったとしても、そうめんのほうがアレルゲンを多く含んでいるため、症状が出てしまいました。
メーカーによって多少のバラツキがあるとしても「うどん」と指示されたら、他のもので代用するのは危険なことです。また、他のものでも可能かどうかに限らず、どんなことでも気になることがありましたら、主治医など専門知識を持ったひとに相談してくださいね。
認定食物アレルギー管理栄養士「根路銘寿々(ネロメスズ)」
老人ホーム、療養型病院、保育園などの施設に15年以上勤務した経験をもとにイラストやコラムを書いていただいています。
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