最近は熱中症対策として、幼稚園・保育園でも個人の水筒を持っていく機会が増えています。
のどが渇いたと感じたら自分の水筒から飲むことは、体調の自己管理の練習にもなります。
毎日無事に保護者のもとへ引き渡しできるよう、先生方も日々工夫しています。

咳き込む友達をお助けしたい!

大麦アレルギー

  最近は熱中症対策として、幼稚園・保育園でも個人の水筒を持っていく機会が増えています。
のどが渇いたと感じたら自分の水筒から飲むことは、体調の自己管理の練習にもなります。
毎日無事に保護者のもとへ引き渡しできるよう、先生方も日々工夫しています。

 幼児さんになると、他者を思いやる心がグングン育ちます。
そして、友達同士で協力し合って色々なことに挑戦する姿に感動させられるときがあります。
今回、モデルにしたケースでは、重い大麦アレルギーのお子さんに友達が自分の麦茶を飲ませてしまいました。偶然水筒を身近に置いていなかった大麦アレルギーの子が苦しそうだったので、良かれと思って自分の麦茶を勧めたのでしょう、じんましんが出てしまいました。
基本的にはコップなどの食器類は友達とは共用しないと伝えているのですが、自由時間で先生の目が行き届かない状況だったこと、子供たちがどうしてお友達に麦茶をのませてはいけないのかを理解していなかったことによって起こってしまいました。

 大麦アレルギーでも、だいたいの場合は麦茶が飲めることが多いので、麦茶もNGなケースは珍しいと思います。
しかし、他の食物アレルギーでも、対象アレルゲンを食べた後の水筒を共用してしまえば同じようなことが起こってしまいます。スタッフ全員で情報共有し、再発防止を心掛けていきましょう。
 
幼児さんはやってはいけないことの理由がわかると真面目に取り組む子が大半ですから、繰り返し共用しないよう伝えてあげることも大切です。
水筒の用意について保護者の方へお知らせする際、水筒の形状や中身については書かれていますが、お友達に飲ませてはいけないことについては書いていないと思います。
保護者と園スタッフで協力して、子どもたちにお話ししていくのも、良いかもしれません。
子どもたちの、お助けしたい気持ちを見守りつつ、安全な方法を模索していければ良いなと思います。

認定食物アレルギー管理栄養士「根路銘寿々(ネロメスズ)」

老人ホーム、療養型病院、保育園などの施設に15年以上勤務した経験をもとにイラストやコラムを書いていただいています。
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