日頃、気をつけていても、急いでいる時や、慣れによって食品表示を見落とてしまうことがあります。
実際、私もいつも購入している商品と似ていたため、間違えて購入し使用直前に気づいてヒヤリとしたことがあります。
いつも使っている食材でも、リニューアルで原材料が変わっていたなんてこともあります。
誤食やヒヤリハットを防ぐため、購入時、使用直前のダブルチェックで念入りに確認しましょう。
特定加工食品の新改定
食品表示
食物アレルギーの人にとって、重要なものの一つ「食品表示」
誤食や誤飲につながり、命にも関わる事重要な情報なので、我が家では子どもたちにも食品表示チェックはしっかり教えるようにしていました。
その場で判断できないものや、よくわからないものは食べないようにしたり、
親のいない場所での頂き物の場合は、持ち帰った後、一緒に確認してから食べるようにしています。
食物アレルギーの食品表示は、「食品表示法」で決められています。
必ず表示しなければならない「特定原材料7品目」と表示することを推奨している
「特定原材料に準ずるもの21品目」があり、その表記の方法にも決まりがあります。
【代替表記】
言葉や表記方法は異なるが、特定原材料と同じ食品であると理解できる表示。
例を挙げると特定原材料7品目では「えび」と表記されますが、代替表記では「海老」「エビ」というが表記ができます。
他にも 「小麦」は「こむぎ」「コムギ」というように表記すると決まっているため代替表記では独自の書き方をすることはできません。
【拡大表記】
「小麦粉」や「こむぎ胚芽」など、特定原材料名や代替表記を含んでいて、それらを使った食品であることがわかる表記をしなければなりません。
【特定加工食品 表示の廃止】
特定原材料を含むと予測できる加工食品のことを「特定加工食品」と言います。
以前は、マヨネーズは一般的に卵を連想できると考えられていたため、あえて「卵を含む」と表記しなくて良いとされていました。
しかし、卵を使用していない「大豆」を使ったマヨネーズもあることや、
卵白アレルギーの方が、「卵黄」の表示を誤認して症状を誘発した事例があったことなどもあり
「食品表示法」( 平成27年4月施行)によって特定加工食品の表示は、廃止されました。
今では特定原材料を使っていると予測できるような加工食品でもオムレツ(卵を含む) うどん(小麦を含む)というように必ず「〜を含む」と表記する事になりました。
私たち食物アレルギーが身近な人にとって大切な「食品表示」
日頃、気をつけていても、急いでいる時や、慣れによって食品表示を見落とてしまうことがあります。
実際、私もいつも購入している商品と似ていたため、間違えて購入し、使用直前に気づいてヒヤリとしたことがあります。
いつも使っている食材でも、リニューアルで原材料が変わっていたなんてこともあります。
誤食やヒヤリハットを防ぐため、購入時、使用直前のダブルチェックで念入りに確認しましょう。
管理栄養士「渡邊こずえ」
食物アレルギーっ子ママで、管理栄養士。
管理栄養士の免許取得後、食品会社・病院・エステティシャンや飲食店など様々な仕事を経験。
現在は、3人の子育てをしながら自身の体験や失敗をもとにイラストやコラムを書いていただいています。
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