個人での食物アレルギーの勉強は難しいと思います。
判断に迷うことがあれば、各都道府県の栄養士会にご相談ください。食物アレルギーに限らず、衛生管理や栄養計算など様々な内容に対応しています。
判断に迷うことがあれば、各都道府県の栄養士会にご相談ください。食物アレルギーに限らず、衛生管理や栄養計算など様々な内容に対応しています。
レストランでシチューが食べられる!と思ったら
ペプチドミルク
豆乳、アーモンドミルク、オーツミルク、ココナッツミルク。牛乳の代替として色々な“○○ミルク”があって、取り扱いには充分な知識が必要です。
“ミルク”と呼ばれるために、牛乳と混同してしまう場合もあります。今回のお話では、名前から勘違いをしてしまったようです。
個人のお店で「牛乳アレルギー用ミルクを使ったシチュー」と書かれたメニューが提供されていました。洋食といったらバターをはじめとした乳製品をたっぷり使うもの。
乳製品アレルギーでも同じメニューが食べられると、喜んで注文しました。
ところが、このシチューを食べた後、じんましんが出てしまいました。
実は、このお店で使っていたミルクは牛乳アレルギー用ミルクではなく、ペプチドミルクでした。ペプチドミルクは、普通の牛乳を飲むとお腹が痛くなってしまう方向けに作られた、消化しやすいように加工した牛乳です。
残念ながら、牛乳であることには変わりがないので、乳製品アレルギーの方が飲んでしまうとアレルギーの症状が出てしまいます。
“○○ミルク”と名前についている商品は乳製品の代替品だと誤解していたために、牛乳アレルギー用ミルクとして使ってしまいました。
食物アレルギーのことを正しく理解していれば、ペプチドミルクが乳製品の代替にできるかどうか、判断できたかもしれません。
個人での食物アレルギーの勉強は難しいと思います。判断に迷うことがあれば、各都道府県の栄養士会にご相談ください。食物アレルギーに限らず、衛生管理や栄養計算など様々な内容に対応しています。
認定食物アレルギー管理栄養士「根路銘寿々(ネロメスズ)」
老人ホーム、療養型病院、保育園などの施設に15年以上勤務した経験をもとにイラストやコラムを書いていただいています。
質問などありましたら「お問い合せ」にお気軽にメールをお願いいたします。