しばらく帰省することがなく、子どもたちも「自然が足りない!」などと嘆いていますが、
今年こそは誰もが不安なく、帰省や旅行に行けるといいですね。
さて、今回は帰省時にしてもらった嬉しい対応のお話です。

帰省時に嬉しかったこと

できることを、できる範囲で「一緒に」行い

 しばらく帰省することがなく、子どもたちも「自然が足りない!」などと嘆いていますが、
今年こそは誰もが不安なく、帰省や旅行に行けるといいですね。
さて、今回は帰省時にしてもらった嬉しい対応のお話です。

【食品表示を一緒に確認】
食物アレルギーと分かってから、買い物の時には気にしてくれているようです。
どの食材は大丈夫なのか確認したり、購入した後も、「これは食べられるんだね!」
などおしゃべりしつつ一緒に確かめながらの2重チェック。
食物アレルギーを知ろうとしてもらったことが嬉しかったです。

【 子ども専用のトレイを用意】
食事の時はまず先に子ども用の食事を用意し、専用トレイに配膳をします。
見た目にも大人用とは全く違うので、配膳を間違うことは考えにくいけれど、念のためと
専用のトレイを用意してくれました。

【触ってしまわないように座席を固定】
食卓では、うっかり手を伸ばして他の家族のアレルゲンが含まれているもを触らないようにと座席を固定してくれました。
初めは少し嫌がっていたのですが、慣れると普段通りモリモリ食べました!
また、誤って触ることがないようにと、アレルゲンが含まれる食品などは手の届かない位置に収納してもらいました。

【アクションの前に確認をしてくれる】
食物アレルギーに関して知り得た情報や、食品に関しては一度確認してから行ったり、食べさせたりしてくれました。
その際にも、私たちが普段行なっているやり方を尊重してもらい、決して決めつけずに対応してもらったことが本当に嬉しかった。

 基本的に 食べ物に関することは一度私たちに、確認してくれたことが本当にありがたかったです。
食物アレルギーは、皮膚症状や呼吸症状だけではなく、時には命に関わることもあります。
だからといって、「よくわからないから」や「よく知ってる人(親)がやるのが一番」と
1人に任せきりになることは、普段と違う環境にいるパパやママや子どもにとって負担になるのではないでしょうか?

 全て、同じように同じレベルで食物アレルギーの対応を望んでいるわけではありません。
できることを、できる範囲で「一緒に」行い、
同じ方向を向き、寄り添うだけでも、普段 必死で頑張っているパパやママの気持ちが少し軽くなると思うのです。
まだ遠方への帰省は控えているという方も多くいらっしゃると思います。
もし、また世の中が落ち着いて心置きなく大勢で過ごせる日が来たら、この話を思い出していただけると幸いです。

管理栄養士「渡邊こずえ」

食物アレルギーっ子ママで、管理栄養士。
管理栄養士の免許取得後、食品会社・病院・エステティシャンや飲食店など様々な仕事を経験。
現在は、3人の子育てをしながら自身の体験や失敗をもとにイラストやコラムを書いていただいています。
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