うっかり食べてしまうことを防ぐには、いつも買っているものでも店頭で商品ラベルの内容をしっかり読む習慣をつける以外の対策はありません。
地道な積み重ねで、安全を確保していきましょう。

変わったのは内容量だけじゃないかも?

対策

 原料価格の高騰で商品の値上げが続き、何を買ってもすぐに足りなくなってしまうこの頃、チョコレートのトレーの四隅が謎の出っ張りになっていたり、6個入り冷凍食品が5個入りになって知育菓子みたいに詰めてあったり…。

 あまりにもニュースや店頭で値上げと内容量の変更を見かけるので、販売を維持する方法はこの2つしかないように見えますが、価格の維持方法はもう1つあります。
原材料を今使っているものよりも安いものに変更することです。
この方法なら、価格と内容量をそのまま維持できる場合があります。
この場合、ニュースなどに取り上げられることはあまりないので、知らないうちにアレルゲンを含む商品にわっているかもしれません。

 あるお菓子はカツオパウダーからチキンパウダーにリニューアルした2年くらい後に再びカツオパウダーになっていたことがありました。
この間、期間限定パッケージなどもありましたが、基本的なデザインはほぼ同じで、いかにも変わりました!といった雰囲気はありませんでした。

 うっかり食べてしまうことを防ぐには、いつも買っているものでも店頭で商品ラベルの内容をしっかり読む習慣をつける以外の対策はありません。
地道な積み重ねで、安全を確保していきましょう。

認定食物アレルギー管理栄養士「根路銘寿々(ネロメスズ)」

老人ホーム、療養型病院、保育園などの施設に15年以上勤務した経験をもとにイラストやコラムを書いていただいています。
質問などありましたら「お問い合せ」にお気軽にメールをお願いいたします。