調理中または食べているときに、アレルゲンの混入・誤食を防ぐことの大切さは、食物アレルギーが身近な問題ではない生活をしていても、なんとなくわかります。
しかし、実際には食材を購入して、自宅に保管するところから防がなくてはなりません。
今回は、冷蔵庫の中にしまうときのポイントをお話します。

冷蔵庫の保管のおすすめポイント

ポイント

 調理中または食べているときに、アレルゲンの混入・誤食を防ぐことの大切さは、食物アレルギーが身近な問題ではない生活をしていても、なんとなくわかります。
しかし、実際には食材を購入して、自宅に保管するところから防がなくてはなりません。
今回は、冷蔵庫の中にしまうときのポイントをお話します。

 家庭用の冷蔵庫は、ドアポケットに液体や小物を収納するスペース、本体下側に野菜を収納するスペースがあり、たいていはその通りにしまっているかと思います。
このとき、粉もののように軽くて飛散しやすい食材は専用の密閉容器(未開封の場合でも、袋の口を機械で密閉したときに隙間に粉がくっついているかもしれないので、容器に入れる方が望ましいです)にしまいましょう。

また、アレルゲンを含む食材からの液だれがある可能性を避けるため、アレルゲンを混入させたくない食材を上段、アレルゲンを含む食材を下段にしまっておくように気をつけてください。
牛乳パックのように使いかけをしまうとき、ラップで口を覆っておくのも、うっかり牛乳をこぼす、うっかり他のものを注ぎ口に付着させる可能性を減らすことができます。
 食材をケースに入れて保管すると、冷蔵庫の掃除が簡単になり、使い忘れ・期限切れをチェックしやすいので、おすすめです。

認定食物アレルギー管理栄養士「根路銘寿々(ネロメスズ)」

老人ホーム、療養型病院、保育園などの施設に15年以上勤務した経験をもとにイラストやコラムを書いていただいています。
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