では、外食ではどうでしょうか?
アレルギー表示をしている店舗も増えていますが、対面販売や外食の場合、特定原材料の表示義務はないため、「表示がない」なんてこともあります。
販売員が口頭で説明できるから、という理由で表示義務はなしとされていますが、こども達だけで食事をするときは、やはり心配です。
店員さんへの伝え方
『具体的に伝える』
去年から、家族で共有できるスケジュール管理アプリをいれ、家族全員がそれぞれの予定を確認できるようにしています。
息子たちが中高生になってから家族全体の予定よりもお友達との予定が増え、全員のスケジュール把握が難しくなったこともあり、使い始めたのですが急な予定変更も家族全員に周知できるところが便利で重宝しています。
そんな息子達、お友達同士だけで繁華街へ出かける機会もぐんと増えました。
もちろん外で食事もしてくるのですが、気になるのは食物アレルギーのこと。
普段の食事では、食品表示の確認や調理方法に気を配り、気をつける点も理解している事と思います。
では、外食ではどうでしょうか?
アレルギー表示をしている店舗も増えていますが、対面販売や外食の場合、特定原材料の表示義務はないため、「表示がない」なんてこともあります。
販売員が口頭で説明できるから、という理由で表示義務はなしとされていますが、こども達だけで食事をするときは、やはり心配です。
原材料を確認するときに、必ず「〇〇アレルギーで食べられないのですが」と伝えるように
と言っています。
飲食店で働いている時に、時々こんなお客様がいました。
「〇〇は抜きでおねがいします」
「これ〇〇入っていますか?」
この場合、単に好き嫌いで聞いているのか、食物アレルギーで聞いているのかわからないため改めて確認してみると、食物アレルギーだったというパターンもありました。
外食に来られているので、おそらくコンタミネーションもNG!な重度の食物アレルギーではないのかもしれませんが、万が一誤食や事故が起こってしてしまったら、一大事です。
なので、尋ねる時は必ず「食物アレルギーで食べられない」ということが伝わるようにする事が重要です。
息子は蕎麦アレルギーなので、「蕎麦のお茶」にも気をつけるように伝えています。
「何のお茶ですか?」と種類だけを聞かずに、かならず蕎麦アレルギーであることを伝えて
確認するようにしています。
また、うどんなどの麺類を食べるときは、蕎麦アレルギーの場合同じ釜で茹でることはできないため、釜や鍋を分けて作られているかどうかも確認しなければいけません。
お子さんがまだ小さな時は、親が管理してチェックする事ができますが、成長し親の手を離れると自分自身で気をつけていかなければいけません。
日々の生活の中で、気をつけなければいけない点や、相手への伝え方など少しずつ身につけていけると安心して子離れができるかもしれません。
管理栄養士「渡邊こずえ」
食物アレルギーっ子ママで、管理栄養士。
管理栄養士の免許取得後、食品会社・病院・エステティシャンや飲食店など様々な仕事を経験。
現在は、3人の子育てをしながら自身の体験や失敗をもとにイラストやコラムを書いていただいています。
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