医療スタッフによるアレルギー対応子ども食堂
滋賀県立小児保健医療センターの医師である楠先生や、アレルギー専門看護師の笹畑さん、藤崎さん、管理栄養士の皆さん、その他ボランティアの方々が、全国で初めての医療スタッフによる「食物アレルギー対応子ども食堂」を運営されています。食物アレルギーの子どもたちやその家族が安心して一緒にごはんを食べ、楽しい時間が過ごせるよう、定期的にイベントの開催を行っています。
子ども食堂を運営されている方々
(左から 医師:楠先生 看護師:笹畑さん サンタさん 看護師:藤崎さん)
※サンタさんはクリスマス会の時のみトナカイさんと参加
クリスマス会の様子
クリスマス会には16家族(43名)が参加し、全員にアレルギー対応メニューがふるまわれました。その後、ボランティアによる演奏会が開かれ、参加者全員、美しい音色に聴きいっていました。演奏が終わり、クリスマス会が終わりかけたその時・・・!!美しい音色に誘われたのか・・・、突然、サンタさんが現れ、子ども達にプレゼントを配り始めました。突然の出来事に子どもたちは大喜び。嬉しそうにプレゼントを受け取り、満面の笑顔を浮かべていました。
みんなが楽しむ様子
無事、終了した楽しいクリスマス会。実は、裏では多くの方々の努力により運営されていました。参加者にふるまわれたごはんは、食物アレルギーをお持ちの方も安心して召し上がれるよう、管理栄養士の有資格者のみが調理スタッフとなり、アレルギー物質が混入しないように調理台や調理器具の洗浄など、徹底した衛生管理をされていました。また、参加者が事前に食材の確認ができるように使用する調味料・加工品の原材料を事前に公表するといった配慮がありました。
全力で支援してくれる方々が、2019年のクリスマスという記憶に残る大切な一日を、作り出しているんですね。
管理栄養士さんたちが、準備をしている様子
とても楽しそうなクリスマス会ですね。ごはんも美味しそうだし、サンタさんにも会いたくなってしまいました。次は、ボクも参加したいのですがいいですか?
もちろん、どなたでも参加可能です。子ども食堂ホームページから詳細の確認とお申し込みができます。
「食物アレルギー」についての理解を深めるための取り組み
滋賀県立小児保健医療センターのホームページでは、食物アレルギーについての基本知識を動画で解説しています。お子様の理解を促す際に利用することができ、とても便利ですね。
まとめ
「食物アレルギーが気になって、外食から足が遠のいてしまう・・・」といった悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?でも、周りに目を向けてみると、家族で一緒に、こんなに楽しめるイベントが開催されているんですね。楽しい思い出の日が一日でも増えるよう、君とごはんも情報を発信していきますので、是非チェックして彩りのある毎日を楽しんでくださいね。