乳製品アレルギーっ子がハムスターを飼うことになった時のお話しです。
ハムスターはひまわりの種が大好きでです。
私のLINEアカウントに、ペットの栄養相談がありました。
ペットの相談は想定外だからびっくりしました。
残念ながら、私には動物の知識がないのでお答えできませんでした(´ω`)
乳製品アレルギーっ子のお家で、ハムスターを飼うことになりました。
犬や猫よりは抜け毛が少なく、ケージなどの初期費用が比較的安いので、お迎えを決めたようです。
ペットショップで餌のことを店員さんに教わって、主食のペレットにはチーズや脱脂粉乳といった乳製品が使われていることを知り「うっかりこどもが口にしたら嫌だなぁ」と思い、ひまわりの種だけ買って帰りました。
昔あったハムスターアニメの通り、ハムスターはひまわりの種が大好きで、よく食べました…が。
ハムスターを飼い始めてから数か月たったある日、突然うずくまるようになったためペット病院に連れていき、そこで専用のペレットを与えないと病気になると言われました。
この時点で、私に相談がありました。
「ハムスターの餌の乳製品を他のものに代替するか、体質改善をして乳製品が不要にできないか」
ペットと人間、どちらにも言えることですが、何かの病気のために食べられない食品から摂る栄養を代替食品で補うことはできても、健康な体そのものを造り替えて不要にすることはできません。
動物の栄養のことはわからないけれど、一部の動物にしか存在しない消化酵素や必要な栄養素があると言いますから、ペレットに乳製品を加える必要があるのでしょう。
このお子さんは空気中に舞っているごく微量の乳製品にも症状が出てしまうほどの重症なアレルギーではなく、食べなければ問題ないそうです。
かかりつけのお医者さんに相談することと、ハムスターをお世話する前後の手洗い、お掃除、保湿に注意するようお話ししました。
ハムちゃんと健康に暮らしていることを祈るばかりです。
認定食物アレルギー管理栄養士「根路銘寿々(ネロメスズ)」
老人ホーム、療養型病院、保育園などの施設に15年以上勤務した経験をもとにイラストやコラムを書いていただいています。
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