「母子健康手帳」について、11年ぶりに内容を見直す方針が決まったそうです。
母子健康手帳は、1948年「妊産婦手帳」と「乳幼児体力手帳」が統合されて誕生しました。
母親とこどもが必要なケアを継続的に受けることができるように、と作られた重要なものです。
日本発の母子健康手帳は今では、世界でも使われるようになっています。
 そんな母子健康手帳ですが、食物アレルギーのお子さんをお持ちの方はぜひ積極的に活用してほしいと思います。

健康の履歴、作りませんか?

画像: 健康の履歴、作りませんか?

世界で使われている母子手帳

「母子健康手帳」について、11年ぶりに内容を見直す方針が決まったそうです。
母子健康手帳は、1948年「妊産婦手帳」と「乳幼児体力手帳」が統合されて誕生しました。
母親とこどもが必要なケアを継続的に受けることができるように、と作られた重要なものです。
日本発の母子健康手帳は今では、世界でも使われるようになっています。
そんな母子健康手帳ですが、食物アレルギーのお子さんをお持ちの方はぜひ積極的に活用してほしいと思います。

 なぜなら…
こどもが成人し、家を離れるときに役に立つからです。
自立したら自分の健康管理は、自分で行わなければなりません。
食物アレルギーがあるお子さんがいる方は、
日頃からどのくらい管理方法や、アレルギー症状の詳細、対処法を伝えていますか?
気をつけていても、突然症状が出てしまうこともあるでしょう。
その場に親や、保護者がいない場合、パニックになってしまうかもしれません。

 私の場合は、親(私)が管理することが多かったので、当の本人たちはあまりよくわかっていませんでした。
長男はあと2年で成人。これではまずいと、母子健康手帳を開いたものの、詳細を記載しておらず後悔しました。
自分がどのような病気や健康状態で、どんなふうに対処したのかを知ることで未然に防げることもあるでしょうし、病院の受診の際、問診票を記入する時にも役立ちます。
実際、健康に関して、私はモヤモヤすることがあり、ずっと気になっていることがあるのです。
幼い頃、喘息の発作が起きるとお尻に注射をしていたのですが、あれはなんだったのだろう…
毎日飲んでした、ものすごく苦い茶色の粉薬と甘い白い粉薬はなんだったんだろう…と。
乳製品のアレルギーだったと聞いているが、どの程度のアレルギーで、どんな治療をしていたのだろうか。
残念ながら私の母子健康手帳には、その情報はなく、知ることはできませんでした。

 こどもたちにはそのようなことが無いように、今からでも「健康履歴」をまとめてみようと思いました。
いつか来る自立の時には、母子健康手帳を活用しお薬手帳をセットにして、安心して送り出すことができそうな気がします。
必ずしも母子健康手帳を使わなくても構いません。
アレルギーがあるお子さんは特に、そしてアレルギーのないお子さんも「健康の記録」を残すことで自分の身体を知り、健やかに過ごすことができると思います。
「元気でいてほしい」これは全ての親の共通の願いでもあるような気がします。

管理栄養士「渡邊こずえ」

食物アレルギーっ子ママで、管理栄養士。
管理栄養士の免許取得後、食品会社・病院・エステティシャンや飲食店など様々な仕事を経験。
現在は、3人の子育てをしながら自身の体験や失敗をもとにイラストやコラムを書いていただいています。
質問などありましたら「お問い合せ」にお気軽にメールをお願いいたします。

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