お子さんが幼いうちは、アレルゲンを含む食べ物を触ってしまわないように気をつけておく必要もあります。
さらに食材の保管する場所も、手の届かない所や、簡単に開けられない容器を使うなどの工夫も必要です。
私も誤食やコンタミネーションに注意し、さまざまな対策を施し、万全だと思っていたのですが、思わぬ出来事で食材がアレルゲンまみれになってしまった経験があります。

アレルゲン食品の保管方法

画像: アレルゲン食品の保管方法

【冷蔵庫内での保管は?】

食物アレルギーの食事作りでは、アレルゲンとなる食物が調理中に混入してしまわないように、
調理工程を考えたり器具を専用の物にしたりなど、
細心の注意をはらいながら日々、作業を行なっています。
お子さんが幼いうちは、アレルゲンを含む食べ物を触ってしまわないように気をつけておく必要もあります。
食事中、うっかり触れてアレルギー症状を誘発してしまった
なんてことにならないよう配膳も気を配ります。
さらに食材の保管する場所も、手の届かない所や、簡単に開けられない容器を使うなどの工夫も必要です。
私も誤食やコンタミネーションに注意し、さまざまな対策を施し
万全だと思っていたのですが、思わぬ出来事で食材がアレルゲンまみれになってしまった経験があります。

ある日、冷蔵庫を開けると庫内の棚中が牛乳まみれになっていました。
未開封の牛乳を一番上の棚に横置きにしていたのですが、そこから漏れ出していたようで他の食材も全て牛乳が付着してしまいました。
当時、次男には牛乳アレルギーがあったので、庫内の食材は全て処分することになりました。
未開封なのになぜ漏れ出したのか。
後日購入店からの報告では、搬送時に何らかの衝撃で牛乳パックの角が潰れ、そこから小さな穴が空き、横置きにすることで漏れでていたそうです。
店頭では横置きに保管することがなかったため、発見が遅れたとのことでした。
未開封の食材がまさかこんなことになるとは、思ってもいなかったので、本当に驚きました。

このような事は稀だとは思いますが、これを機に冷蔵庫内の保管方法も見直すことにしました。
次男が使う食材などは一番上の棚に専用場所を確保し、アレルゲンを含む食材は一番下の端のほうにまとめることにしました。
これなら、例えば卵にヒビが入って漏れ出したとしても、下段に保管しているので他の食材にアレルゲンが付着する可能性は低くなります。
理想の理想を言えば、施設のようにアレルギー用の冷蔵庫を置き、他の食材と完全に分けてしまう方がより安全で安心なのでしょうが、一般家庭では現実的ではありませんよね。

なので、汚染されたくない食材は一番上へ、他の食材を汚染させる可能性のあるものは一番下へ置くと良いでしょう。
また、冷蔵庫は家族で共有しているものの一つでもあります。
カゴなど容器を使ってわかりやすくしたり、表示や目印を活用したり家族内でも置き場所や保管のルールを徹底することで、思わぬ誤食やコンタミネーションから身を守る事ができるかもしれません。

管理栄養士「渡邊こずえ」

食物アレルギーっ子ママで、管理栄養士。
管理栄養士の免許取得後、食品会社・病院・エステティシャンや飲食店など様々な仕事を経験。
現在は、3人の子育てをしながら自身の体験や失敗をもとにイラストやコラムを書いていただいています。
質問などありましたら「お問い合せ」にお気軽にメールをお願いいたします。

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