食物アレルギーだと決まったお米を選ばなければいけませんか?

有機無農薬を強くすすめてきたお義母さん

画像: 有機無農薬を強くすすめてきたお義母さん

食物アレルギーっ子ママのお話しです。

 Aカットごはんという、お米のアルブミン、グロブリンを95%カットしたごはんが売っているのはお米の会社のホームページで見たことがあります。
米アレルギーでも白いご飯を楽しめるかもしれないとは、スゴイ技術ですね(全ての米アレルギーの方が食べられると限らないので、お医者さんと相談してから食べてみるようにしましょう)
「食物アレルギーだと決まったお米を選ばなければいけませんか?」とのお話があり、Aカットごはんのことを誤解している?と思い、米アレルギーや病気の治療目的でなければどのお米を選んでも問題なく食べられるとお伝えしました。
しかし、Aカットごはんのことではないようで…?

 食物アレルギーっ子(何のアレルギーかはお伺いしていません)のお母さん、すぐ近くに住む義両親とは仲良しでこまめにお付き合いがあったそうです。
赤ちゃんを連れてのお買い物は大変なので、お義母さんにヘルプを頼みました。
買ったものの中にお米を見つけたお義母さんは「食物アレルギーがあるのに有機無農薬のお米以外を食べるなんて!!」」と言うのです。
お義母さんの話によると、大豆や魚粉などを科学的に配合した肥料で育てたお米は、畑そのものが汚染されていて危険なのだとか?

 大豆や魚粉は、人間が消化によって食品のタンパク質をアミノ酸に分解してから利用するのと同じで、稲のなかでそっくりそのまま種であるお米粒に貯蔵していることはありません。
日本国内で使用が認められていない農薬を使わない限り、畑も汚染しません。
一体なにがどのように汚染されているのでしょうか。
お母さん自身「そんなまさか~ナイナイ」とは思ったのですが「汚染」「危険」が言いしれない恐怖心をあおったといいます。

 有機無農薬を強くすすめてきたお義母さんも、はじめはそのような感じでいつの間にか本当に信じてしまったのかもしれませんね。
専門の病院・クリニックで教わった正しい知識を身につけていきたいものです。
まあ、お義母さんがお米をくれるというなら、ありがたくもらっておきますけど!

認定食物アレルギー管理栄養士「根路銘寿々(ネロメスズ)」

老人ホーム、療養型病院、保育園などの施設に15年以上勤務した経験をもとにイラストやコラムを書いていただいています。
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