洗濯の順番を間違えると…

保育園でエプロンなどを用意するメリットは

画像: 保育園でエプロンなどを用意するメリットは

順番を決めることで再発防止ができるようになりました。

 保育園の入園準備といえば、ありとあらゆるものを用意しなければならないのが当たり前だと思っていました。
最近では、上履きや紙おむつ、タオルやエプロンなど、ある程度のものは園で準備してくれるところがあるのだとか。
朝の忙しい時間に荷物を抱えて行かなくても良いし、紙おむつの名前書きがないのはとてもありがたいです。
私の家には10年以上前の紙おむつ専用に指定された記名済ビニール袋がまだ残っています。
中途半端なサイズで使い道がありません…。

 保育園でエプロンなどを用意するメリットは、保護者の負担を減らすのみならず、持ち物の破損・紛失を未然に防げる点があります。
持ち物のチェックをする手間が省けるので、少数精鋭で運営する小規模保育園や託児所で導入するケースが多いようです。
今回のお話も、小規模保育園でのことでした。

 乳児さんが使う食事エプロンは、袖の有無や材質が様々で、お家で用意してもらうとタグの確認が必要です。
食べこぼしを簡単に落としてお家に返すので、エプロン1つずつに注意しながらだとなかなかの時間がかかります。
園で同じものを揃えて用意すれば、一気にまとめて作業出来ると思いました。
食べこぼしが見つけやすい青色を基本に、アレルギー児用を黄色として購入しました。
昼食に使ったあと直ぐに洗って午後おやつにまた使えるシリコン製です。 この園には鶏卵アレルギー児がいるので、メニューが玉子焼きの日は別メニューになります。
昼食は無事終了、素早くエプロンを回収、洗濯機の使用NGなので、タライでまとめて手洗いします。
午後おやつの頃には水気が切れているでしょう。
午後おやつはおにぎりで、鶏卵を使っていないおやつだったはずですが…なんだか首周りが痒そう?

 今回のエプロンに玉子焼きが付着した原因は、青色の通常メニュー用エプロンとアレルギー用エプロンを一緒に洗ってしまったこと、黄色い生地に黄色の食べ物だったので、よく見えなかったために気付かなかったことです。
まとめて洗える!と思ったことで少し油断してしまった部分もあったかもしれません。
シリコン製で通気性が悪いため、首周りの肌が蒸れやすくて痒くなったようです。
首の後ろ側にうまく手が届かなかったので、口に入れることはなく、しばらくしたら赤みは引いていきました。

 アレルギー用エプロンは他のエプロンと一緒に洗わず、まず先に洗うようにすることで、再発防止ができるようになりました。
これからも、安全に努めて保育園運営をしていけるよう、応援しています。

認定食物アレルギー管理栄養士「根路銘寿々(ネロメスズ)」

老人ホーム、療養型病院、保育園などの施設に15年以上勤務した経験をもとにイラストやコラムを書いていただいています。
質問などありましたら「お問い合せ」にお気軽にメールをお願いいたします。

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