毎日頑張ってる食物アレルギーの方やそのご家族の皆様は、どのように自分を労ったり
慰めたり、または鼓舞して元気付けたり。
どれだけ自分の心をコントロールできていますか?

気分が落ち込んだ時

画像: 気分が落ち込んだ時

【脳内でリフレッシュ?】

 毎日頑張ってる食物アレルギーの方やそのご家族の皆様は、どのように自分を労ったり
慰めたり、または鼓舞して元気付けたり。
どれだけ自分の心をコントロールできていますか?

 家族に食物アレルギーがあって、その除去食や日々の誤食や口にするものに神経を使っていると
ふとしたきっかけで 疲れがどっと押し寄せる事がありました。
空気を入れた風船を離したときのように、ひとしきり暴れてポトッと落ちるような感覚でした。
それは、周りの些細な一言だったり、自身の失敗だったり、単純に忙しすぎたりなど
ちょっとしたことですが、それが引き金となって 気持ちが萎んでしまう事がありました。

 そんな時、よく頭の中でイメージ(妄想?)していた事があります。
「この世からアレルゲンを消せたらいいのに、消滅できたらいいのになー」
「アレルゲン消滅スプレーがあれば、外食なんて怖くないな」
など、ひとしきり実際にはあり得ない、自分に都合のいい現実逃避をしたあと、
冷静になると結構な確率で浮上できました(きっと私だけかな)

【胸のつかえが取れた一冊】
日中はまだ暑さを感じるものの、朝晩の冷え込んだ空気にやっと、秋を感じています。
秋といえば、食欲や芸術、行楽などたくさんありますよね。
私はここ数年もっぱら読書の秋です。
普段は「読書が好きです!」と言えるほど読んでいるわけではないのですが、
数年周期で読書の波が来るのです。
そんな読書の波に乗りながらおすすめされた本や、以前から気になっていた本を読んでいます。
その中、胸のつかえがスッと取れた面白い本に出会いました。
料理研究家の方が書かれた本ですが、本の帯には「僕も作りたくない日があります」と大きく書いてあるのです。
好きで料理をしていたはずなのに、いつからかしんどいと感じるようになっていた事や、様々な「べき」に囚われていたことなど普段食事作りをされている人は共感しやすい内容だと思います。

みんなと同じ食卓で、食事を楽しみたくて頑張っていたはずなのに疲れ切ってしまう。
このことは、食物アレルギーの食事を作っている多くの方にも当てはまるのではないでしょうか。
料理が苦手な人なら尚のこと、疲れると思います。
現在は、アレルギーに配慮された食品がたくさんあるので、うまく活用して
「疲れた!作りたくない日用」の為にストックを置いてみてもいいかもしれません。
食事は毎日、毎食の事です。自身の心と相談しながら、家族のペースで愉しんでいけるといいですね。

管理栄養士「渡邊こずえ」

食物アレルギーっ子ママで、管理栄養士。
管理栄養士の免許取得後、食品会社・病院・エステティシャンや飲食店など様々な仕事を経験。
現在は、3人の子育てをしながら自身の体験や失敗をもとにイラストやコラムを書いていただいています。
質問などありましたら「お問い合せ」にお気軽にメールをお願いいたします。

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