食物アレルギーは外見からはわからないから、勧めるほうも知らない場合があります。
しかし、事情があって食べられないと伝えること、相手にとっては食べられないと理解することが本当のマナーと思いやりです。お互い気持ちの良いお付き合いをしていけたら良いですね。
持っているだけならいいよね?
気持ちの良いお付き合いをするために
せっかく頂いたのにお断りするのって、なかなか心苦しいです…。
食物アレルギーは外見からはわからないから、勧めるほうも知らない場合があります。
しかし、事情があって食べられないと伝えること、相手にとっては食べられないと理解することが本当のマナーと思いやりです。お互い気持ちの良いお付き合いをしていけたら良いですね。
孫ちゃんと散歩をしていると、ご近所さんに会いました。
カタコトでニコニコご挨拶されればご近所さんもキュンとしたのでしょう、お菓子を頂きました。
それが、小麦アレルギーの孫ちゃんにはNGのビスケットだったのです。
孫ちゃんは自分で密封されたパッケージを開けられないし、断っては申し訳なく感じてしまって、そのままお礼を言って受け取ってしまいました。
密封されているといっても、中の商品を守るのがパッケージ、砕けたビスケットのくずが接着したときの隙間などに挟まっているかもしれません。
また、子どもは何事にも冒険したくなってしまうものです、ちょっとしたきっかけでパッケージを開けて口にしてしまうことも無いとは限りません。
自己判断が難しい子どもの手が届く範囲にはアレルゲンを近づけない習慣を家族みんなで守りましょう。「小麦アレルギーだから受け取れない」とご近所さんに伝えても、孫ちゃんを可愛いと思ってくれる方ならきっと、ニッコリ笑ってくれるはずです。
認定食物アレルギー管理栄養士「根路銘寿々(ネロメスズ)」
老人ホーム、療養型病院、保育園などの施設に15年以上勤務した経験をもとにイラストやコラムを書いていただいています。
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