これはとある漫画の中の言葉です。
こどもは本当に、大人が予想しないようなことをやったり、言ったりします。
そのような言動に苦労したり、時には感動されられたりするのですが
今回は、そんな予想できないこどもの行動から、食物アレルギーの症状を誘発してしまったお話です。
予期せぬアレルギー反応
想定外に備えて
「世の親たちはこんな高難度のミッションをこなしているのか」
これはとある漫画の中の言葉です。
トップレベルのスパイが子育てに翻弄され育児書を読み漁っているときに放つセリフです。息子に勧められて読んだのですが、こどもの予想外の言動に振り回されながらも
本当の家族のようになっていく様子に笑ったり心を打たれたり、とても
面白い話でした。
こどもは本当に、大人が予想しないようなことをやったり、言ったりします。
そのような言動に苦労したり、時には感動されられたりするのですが
今回は、そんな予想できないこどもの行動から、食物アレルギーの症状を誘発してしまったお話です。
乳製品のアレルギーがある1歳の男の子。
おやつの時間に男の子のお姉ちゃん(4歳)がヨーグルトを食べていました。
すると、男の子の目の前で大きなくしゃみをしたのです。
くしゃみと共にヨーグルトを顔に浴びてしまった男の子は、顔中真っ赤になり腫れてしまいまいた。
すぐに水で洗い流し、事前に処方されていたアレルギー用のお薬を服用し
症状は治りました。
予想外の出来事に、とても驚かれたことと思います。食物アレルギーで、コンタミネーションや誤食が起きてしまわないように
基本的なことはもちろん、さまざまなリスクを予想して、工夫されていることと思います。
例えば、手の届くような場所にアレルゲンを置かないようにしたり、
調理器具、食器類を分けて使用したり、同じテーブルで食事をする際は、アレルゲンを含む食材から遠い位置に座らせて触らないようにするなどなど。
さまざまなことに神経を張り巡らせ、最善をつくす。
それでも防ぎきれずに思わぬ事故が起こることもあります。
起きてしまった場合、焦らずに行動するためにどうすれば良いのか、
日頃から家族や周りの人とと対処方法を共有しておくことは 大切なことです。
そして、万が一に備え、主治医の先生からお薬を処方してもらうことも、考えておかなければなりません。
アナフィラキシーショックを起こしたことのある人や、重度の場合は「エピペン」が処方されているかと思います。
エピペンを所持するほどの重症な食物アレルギーではない場合診察の際に、
もしものお薬を処方してもらった方が良いのかどうかを、しっかり主治医の先生に相談しておくと安心だと思います。
食物アレルギーには個人差があるので、独自の判断ではなく、必ず専門医、主治医の相談のもと行うようにしてください。
最後に、毎日「高難度のミッション」をこなしている世のお父さん、お母さん、お疲れ様です。
管理栄養士「渡邊こずえ」
食物アレルギーっ子ママで、管理栄養士。
管理栄養士の免許取得後、食品会社・病院・エステティシャンや飲食店など様々な仕事を経験。
現在は、3人の子育てをしながら自身の体験や失敗をもとにイラストやコラムを書いていただいています。
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