園や学校では遠足、校外学習、修学旅行など学校の外で行われる行事ではお弁当も楽しみですが、もうひとつの楽しみといえば「おやつ」。
最近では、食物アレルギーのことを考えて、おやつの交換を禁止する園や学校もあるようです。

おやつ交換をするときは

画像: おやつ交換をするときは

周りに協力できること

園や学校では遠足、校外学習、修学旅行など学校の外で行われる行事ではお弁当も楽しみですが、もうひとつの楽しみといえば「おやつ」。
決められた予算内に収まるように、組み合わせに頭を悩ませていたことや、大好きなチョコレート持っていったら、全部溶けてしまい食べられなかったことなど、懐かしく感じます。
最近では、食物アレルギーのことを考えて、おやつの交換を禁止する園や学校もあるようです。

 おやつを交換しあって楽しむことも、遠足や校外学習の楽しみのひとつでしたが、小さい学年であればあるほど誤食の危険を考えればそれは自然な流れかもしれません。
引率の職員が子どもたちの一挙手一投足に気を配り、おやつ全てをチェックするのは現実的ではありません。
また、"ファミリーパック“のような大袋から、個包装されたお菓子を小分けにし何種類かを組み合わせて持ってくる子どもたちもいるので、ひとつ一つに原材料表示がされていない、ということもあります。
そう考えるとやはり、安心なのは「おやつ交換」をしないことだと思います。
おやつ交換が禁止されていない場合、食物アレルギーのお子さんのは、お弁当やおやつを食べるときは、極力先生の近くで食べていたり、持ってきたおやつ以外食べない、もらった場合は持ってかえるなどなど、誤食や事故を起こさないように徹底している事と思います。

 食物アレルギーのお友達が誤食や事故を起こさないように、協力できる事があります。
それは、「アレルギー表示」のあるお菓子を選んでみること。
自分が食べたいものを我慢してまでも、選ぶ必要はありませんが、もし食べたいお菓子の中に「アレルギー表示のないもの」と「アレルギー表示があるもの」があるとしたら表示があるものを選んでみませんか?
おやつ交換をすることになっても「アレルギー表示」があることで、たべられるお菓子かどうかを判断することができるし、万が一、誤食してしまった場合に何が入っていたかをすぐに確認できるからです。
原材料表示でも使われている食材を確認することはできますが、聞きなれない言葉や、たくさんの文字の中から即座に見つけることは、子どもにとっては少し難しいかもしれません。
一方、アレルギー表示では、特定原材料・特定原材料に準ずるものの28品目が表示されているので、子どもでも食べられない食材をすぐに見分ける事ができます。
何かすごく大きなことをしなくても、周りに協力できることはたくさんあります。
ちょっとしたことで、楽しい思い出が作れると嬉しいですよね。

管理栄養士「渡邊こずえ」

食物アレルギーっ子ママで、管理栄養士。
管理栄養士の免許取得後、食品会社・病院・エステティシャンや飲食店など様々な仕事を経験。
現在は、3人の子育てをしながら自身の体験や失敗をもとにイラストやコラムを書いていただいています。
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