【管理栄養士監修】牛乳アレルギーの特徴やアレルギー用ミルク、完全除去の場合の除去範囲について説明します
【監修】
渡邉 八寿子 先生
国立病院機構 相模原病院臨床研究センター
アレルギー性疾患研究部
管理栄養士、調理師
牛乳アレルギーの特徴
牛乳アレルギーのアレルゲン(アレルギー症状を引き起こす原因物質)は、発酵や加熱をしてもアレルギーを起こす力(アレルゲン性)はあまり弱まりません。牛乳をシチューに入れて加熱する、ヨーグルトやチーズのように発酵するなど調理・加工しても、アレルゲン性の変化が少ないのが特徴です。
牛乳はカルシウムの良質な供給源であるため、牛乳を除去することによってカルシウム不足に陥りやすくなります。牛乳を完全除去している子どもと牛乳の除去が必要ない子どものカルシウム摂取量を比...